
先月は本当にいろんな所に行った。
それもこれも僕の意思や力などではなく、周りの仲間達のおかげで連れて行ってもらっている。
いつもの東京(3回も)、そして名古屋、大阪にも結構行ったなぁ、んで初めての北海道(道南オンリー)。
日記でたくさん道中のあれやこれやを書き記したいのに、その殆どがライブでめまぐるしく一日が終わってしまうし、記憶の中で言語化されないたくさんの感覚を得てはいるものの、書こうとするときにはもう他のとこ行ってたり、ドラムがギターに化けたりしていて、まさにTwitterのTLみたいに、自分自身ですら遡れない歯痒さを噛み締めながらの日々。
贅沢だと思う。
お金だけは決まって無いけど、有名でも売れてもないけど、それでも随分と恵まれていると思う。
だからこれでいいや、なんてことは1mmも思えないけど、これで自分が不幸だなんてことは思わない。
正直、まだまだ体調も本調子とはいかないし(それでも随分と良くなった)、辛くなる時間のほうが多い。
腹立ててることも多いし、納得いかないことのほうがたくさんある。
眠れない夜のほうが多いし、残念なくらいみみっちい夜の過ごし方ばかりしてる。

ライブを終えてステージを降りるとき。
深夜に自転車漕いでるときに見上げた秋空の星がくっきりしていたとき。
仲間や友人と関わりあったあとの「おつかれー」とか「ばいばーい」のあのとき。
美味しいごはんを食べ終わったとき。
珈琲を上手に入れられたとき。
そしてそれを他人が飲んで「美味しい」と言ってもらえたとき。
一日の最後のタバコのひと吸い目を吸い終わり吐き出すとき。
夜風と掛布団とシーツと身体のそれぞれの温度が均衡を保ち、生温かいそれが心地よく「何も気にならなくなった」とき。
何より、音楽を身体と心が受け付けるのがわかったとき。
それはとても幸福なことだと思う。

自分の今のキャパシティ以上の人間関係を構築してきてしまって、本当に不安や不満や迷惑を方々でかけまくっている僕ですが、ちゃんと順を追って折り返しますので、心当たりのある皆さん、申し訳ありませんが今しばらく我慢してもらえませんでしょうか。
(おい、どさくさに紛れて何言ってやがんねやこいつ)

のんびりしたい。
叶うなら、海の見えるとこがいい。
水の美味しいとこがいい。
星が格別に綺麗に見えるとこがいい。
そんな夢想に耽ながら、明日の段取りのことを枕元にそっと追いやって、素知らぬフリで寝てやろうと思ってたのに、小心者の僕はそれを気にしてまたいつものように眠れないのでありました。
おわり
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by sistelick
| 2012-10-04 03:59
| 小言